
最近は日本のスマホ市場にXiaomi等の中華系のスマホが参入している。Xiaomiを使ったことがある人は分かると思うけど、中華系のスマホは処理性能はものすごく高いのに価格が安いといういわゆるコスパの良いスマホが多い。そこから興味をもって、日本未発売の中華スマホを購入しようと思ってる人はそこそこいると思う。ただ、日本未発売の中華スマホをはいくつか注意点があるからそれを解説したい。
ということで、今回は「中華スマホの購入時の4つの注意点」を解説するからスマホ選びの参考にしてほしい。
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注意点は大きく4つ

- 自分のキャリアで使えるか「対応バンド」に注意
- おサイフケータイは基本使えない!NFCとFeliCaの違いに注意
- 日本語表示はできても、怪しい翻訳や表現ミスがある
- 技適マークがないと違法利用になる
細かく言えばほかにもあるんだけど、上記4つを注意してほしい。下記で詳しく解説していく。
自分のキャリアで使えるか「対応バンド」に注意
4G LTE | FDD LTE:1 / 3 / 4 / 5 / 8 / 18 / 19 / 20 / 26 / 28A / 66 TD-LTE:34 / 38 / 39 / 40 / 41 / 42 / 48 |
5G NR | Sub6:n1 / n3 / n5 / n8 / n20 / n28A / n38 / n40 / n41 / n48 / n66 / n77 / n78 |
realme GT7というものの対応バンドを例に挙げてみた。上記のような表記がスマホの対応バンド。この中に自分のキャリアが対応している周波数があるかを確認する必要がある。もし、対応していなければそのキャリアのSimは使えないことになる。そのため、購入前は必ず確認してほしい。
下記で各キャリアの対応バンドを記載しておくから参考にしてほしい。
docomo(5G)
5G周波数番号 | 周波数帯 |
---|---|
n1 NR化4G | 2.0GHz |
n28 NR化4G | 700MHz |
n77/78 sub6 | 3.4~3.5/3.7GHz |
n79 sub6 | 4.5GHz |
n257 ミリ波 | 28GHz |
docomo(4G)
4G周波数番号 | 周波数帯 |
---|---|
Band1 | 2.0GHz |
Band 3 | 1.7GHz |
Band 19 | 800MHz |
Band 21 | 1.5GHz |
Band 28 | 700MHz |
Band 42 | 3.5GHz |
au(5G)
5G周波数番号 | 周波数帯 |
---|---|
n3 Sub6 | 1.7GHz |
n28 NR化4G | 700MHz |
n77 Sub6 | 3.7GHz |
n78 Sub6 | 3.5~3.7GHz |
n257 ミリ波 | 28GHz |
au(4G)
4G周波数番号 | 周波数帯 |
---|---|
Band1 | 2.0GHz |
Band 3 | 1.7GHz |
Band 11 | 1.5GHz |
Band 18/26 | 800MHz |
Band 28 | 700MHz |
Band 42 | 3.5GHz |
SoftBank(5G)
5G周波数番号 | 周波数帯 |
---|---|
n3 Sub6 | 1.7GHz |
n28 NR化4G | 700MHz |
n77 Sub6 | 3.4~3.7GHz |
n257 ミリ波 | 28GHz |
SoftBank(4G)
4G周波数番号 | 周波数帯 |
---|---|
Band1 | 2.0GHz |
Band 3 | 1.7GHz |
Band8 | 900MHz |
Band 11 | 1.5GHz |
Band 28 | 700MHz |
Band 42 | 3.5GHz |
おサイフケータイは基本使えない!NFCとFeliCaの違いに注意
中華スマホはNFCに対応していても「FeliCa」非対応がほとんど。だから、日本独自のSuicaなどの交通系ICは使えないし、iDやQUICPayなども使えない。
公共交通機関を使っていたり、キャッシュレスをよく使ってるなら注意が必要。ただし、PayPayなどのバーコード決済は使うことが可能。
日本語表示はできても、怪しい翻訳や表現ミスがある
日本語に対応していても、おかしな表記だったりすることがある。そして、対応していないモデルを日本語に対応させるのは結構難しかったりするから、購入前にしっかり確認が必要。
ちなみに、俺が以前使ってたrealmeのスマホは最初から日本語には対応していた。
技適マークがないと違法利用になる
ここが一番重要なんだけど、技適マークが無いと違法利用になる。ただ見つかることはほぼない。とはいえ、違法ではあるから、技適マークの無いスマホを購入した際の対応方法を記載する。

まず自分のスマホが技適があるかどうかを確認する。どこにあるか分からない場合は、「技術基準適合証明等を受けた機器の検索」このサイトで確認できる。

もし技適がない場合でも、合法的に技適なしのスマホを使用する方法がある。
それが、「技適未取得機器を用いた実験等の特例制度」だ。→申請ページ
この制度は、誰でも技適なし無線局の申請をすることができて、一度申請したら申請した範囲内で180日間合法的に使用できる。もし、180日経過しても、別の目的に変更して申請すれば名目上は通る。
ということで、技適問題は何とか抜け道はあるから参考にしてほしい。
まとめ
中華スマホはコスパは最高だけど、「対応バンド・おサイフ機能・日本語の精度・技適マーク」この4点に注意して購入してほしい。
ついでにこれもいっとく?
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