
9/26にXiaomiのコスパに優れたTシリーズの最新作、Xiaomi 15T Proが発売された。前作のXiaomi 14T Proもコスパがめちゃくちゃ良かったんだけど、それを遥かに超える完成度になっている。そして価格も据え置き。そういう理由で気になってる人も多いと思うから、実機を買ってレビューする。
ということで「Xiaomi 15T Pro」のレビューをしていくから、スマホ選びの参考にしてほしい。
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Xiaomi 15T Proは最高にコスパがいい

相変わらず今年のTシリーズはコスパが最高にいい。109800円というハイエンドスマホの中では価格が抑えられているのに、望遠レンズにペリスコープが搭載されたり、処理性能がAntutuスコアで270万点を超えていたり。
Pixel 10も5倍ペリスコープが付いているけど、128GBモデルで128900円。
Galaxy S25は129000円で処理性能こそXiaomi 15T Proと変わらないが、望遠レンズはペリスコープがついていない。
iPhone 17は129800円でカメラは二眼。しかも最近ようやくリフレッシュレートが120Hzに対応したと話題になったが、Xiaomi 15T Proに至っては144Hzとリフレッシュレートも凌駕している。ほぼゲーミングモニター。
こんな感じで、10万円前半のハイエンド端末と比べてもXiaomi 15T Proのコスパの良さは分かってもらえると思う。
とはいえ懸念事項もあって、それはサイズの大きさ。今俺のメインで使ってる前作のXiaomi 14T Proでさえ6.67インチあり、かなりでかいなと思ってるんだけど、Xiaomi 15T Proはそれを超える6.83インチ。一昔前の7インチタブレットにせまる大きさ。ここがこのスマホの懸念点。
そんなわけで、俺のメイン機はXiaomi 14T ProからXiaomi 15T Proに代わるのか?
というのも含めてレビューしていけたらと思う。
Xiaomi 15T Proの特徴


- 望遠レンズがペリスコープ
- Dimensity 9400+
- おサイフケータイ対応
- 画面サイズ6.83インチ
- 価格109800円
Xiaomi 15T Proの主な強みはカメラと処理性能と価格で、11万円とは思えない望遠レンズを搭載していて、処理性能もハイエンド、それなのに価格は準ハイエンドとスペックからは考えられない値段になっている。
しかもおサイフ、防水、無線充電とかの基本的な付加価値は全部入り。
まじでスペックと価格で他社を殲滅しようとしてきている。Xiaomi恐ろしい。
【詳細スペック】Xiaomi 15T Proのカタログ値

15T Pro | 14T Pro | |
---|---|---|
ディスプレイ | 6.83(144Hz) | 6.67(144Hz) |
解像度 | 2772×1280 | 2712×1220 |
SoC | Dimensity 9400+ | Dimensity 9300+ |
メモリ | 12 | 12 |
ストレージ | 256/512/1TB | 256/512 |
バッテリー | 5500mAh 90W 充電 | 5000mAh 120W 充電 |
セキュリティ | 指紋/顔 | 指紋/顔 |
おサイフ | ○ | ○ |
防水 | IP68 | IP68 |
デュアルSIM | ○(eSIM) | ○(eSIM) |
重量 | 210 | 209 |
サイズ | 162.7×77.9×7.96 | 160.4×75.1×8.39 |
価格(税込) | 109,800円〜 | 109,800円〜 |
基本的なスペックはだいたい同じ。防水防塵は全部入りだし、値段も同じ。大きく違うのは、SoCとバッテリー容量と充電W数と、サイズが大型化したこと。
【Antutuベンチ】Xiaomi 15T Proは273万点

Xiaomi 15T ProのAntutu v11のベンチマークスコアは273万点だった。前作のXiaomi 14T Proの測定結果と比較する。
- Xiaomi 15T Pro 2730200(Dimensity 9400+)
- Xiaomi 14T Pro 1693208(Dimensity 9300+)
1世代違うだけで100万点の差はさすがにすごい。CPUスコア的には13万点差だけど、GPUが約70万点の差がある。
これくらいの差があると如実にゲームに影響すると思うから、ゲーム性能を求めるならXiaomi 15T Proはかなりありだともう。
【重量】Xiaomi 15T Proは210g/5500mAh

Xiaomi 15T Proは5500mAhものバッテリーを搭載してるんだけど、前作から500mAhバッテリー容量が増えているのに、前作と1gしか重量が増えてないんだ。
しかも、6.67インチから6.83インチと大型化してるかつ、望遠レンズもペリスコープを搭載していたりと、重量が増える要素がかなりあるのに。
Xiaomi 15T ProはXiaomi 14T Proよりも大きいのに重量はあまり変わらないから、持ったときXiaomi 15T Proのほうが軽く感じる。
【デザイン】Xiaomi 15T Proは質感が素晴らしい

Xiaomi 15T Proは前作からカメラユニットのデザインが変わった。前作のXiaomi 14T Proはレンズがユニットから突出していてゴツゴツしてたんだけど、今作はレンズがユニットに収まっており、フラットなデザインになっている。
そのため、かなり高級感がある。とくに、実機を見に行った印象ではモカゴールドの質感がめちゃくちゃ良い。




カメラユニット以外のデザインはほぼ同じ

カメラユニット以外のデザインはほぼ同じ。
全体的に質感はXiaomi 15T Proのほうが上に感じる。
カメラユニットのデザイン変更はかなり良いと思う。
ケースのデザインも同じ

ケースのデザインもほぼ同じで、グレーのシリコンケースが付属してくる。このグレーのケースがちょっと良くなくて、俺の買ったモカゴールドとはあまり合わない。
どの色にも合うように透明なケースとかが付いていたら嬉しいけど、無料で付いているだけありがたいと思ったほうがいいか。
とはいえ、触り心地もいいし、純正だけあってつくりは結構いい。保護フィルムも最初から張り付けてくれてるから、買ってそのまますぐに使えるのは、中華スマホの良さの1つ。
【カメラ画質】前作よりさらに進化
望遠レンズがペリスコープになっただけじゃなく、全体的に画質は良くなってる。
だから、Xiaomi 14T Proと比較してみた。
メインレンズ比較


比べてようやくわかるくらいの差ではあるんだけど、Xiaomi 15T Proのほうが色が自然に撮れている。特に金のう○こと空の色合いがよりXiaomi 15T Proのほうが自然。


これに関してはほぼ違いなし。メインカメラはこのくらいの差だと思ってほしい。
相変わらずXiaomi 14T Proもカメラは綺麗。
超広角レンズ比較


正直、超広角に関しても進化はあまり感じなかった。超広角は15MPしかないし、解像度は低め。とはいえ、色合いも自然だしどっちも優秀。
望遠レンズ比較




5倍ズームはXiaomi 15T Proのほうがより輪郭がはっきりしてるし、明るく取れる。
とはいえ、Xiaomi 14T Proかなり善戦。


20倍ズームが一番違いが分かりやすかった。Xiaomi 14T Proの20倍ズームはAI補正で頑張ってはいるけど、少しぼやけている。ただ、Xiaomi 15T Proはかなりくっきりしている。まぁ、Xiaomi 14T Proもかなり良いと思うけどね。
【Xiaomi 15T Proカメラ総評】11万なのに最高ランクのカメラ
Xiaomi 15T Proのカメラはかなり良さげ。Xiaomi 14T Proもかなり良いと評価されていたけど、同じ値段でしっかりブラッシュアップされている。とくにペリスコープ望遠レンズは、俺が知っている限りでは一番安くとも13万くらいはする。そんなレンズが11万で体験できるというだけで価値がある。
Xiaomi 15T Proはでかくて持ちずらい

Xiaomi 14T Proもかなりデカかったんだけど、さらにでかくなり持ちずらくなった。とくに、Xiaomi 15T Proは筐体が角ばっているからなおさら持ちずらい。

Xiaomi 14T Proは縦の長さは変わらないが、横幅がXiaomi 15T Proより細い。そして、筐体が丸くなっていて持ちやすい。
正直この違いはかなりデカい。結構持ちずらいから家電量販店等で確認することをおすすめする。
メインはXiaomi 14T Proのまま
これだけ素晴らしいXiaomi 15T Proなんだけど、結局俺はXiaomi 14T Proをメインにすることに決めた。それは、持ちずらさが俺にはかなり気になったから。もちろんどっちもデカいから片手操作はできないんだけど、落としそうになるし、持っているだけでそこそこ疲れる。
そして俺は、ここまでの処理性能はいらないし、Xiaomi 14T Proのカメラで十分だと思ったから。望遠レンズは俺はほぼ使わないし、メインはしっかり綺麗になっているとはいえ、比較してようやく違いが分かるレベル。
こういった理由で、俺のメインスマホはXiaomi 14T Proのままにしようと思う。
【総評】11万円でハイエンド。コスパ最高で他メーカーを殲滅

11万円で最高クラスのカメラと最高クラスの処理性能を体験できるスマホはこの先もなかなかないと思うから、コスパが良いスマホを探していたり、格安でペリスコープを使ってみたいみたいな人は買って損はないと思う。
俺はこの性能でXiaomi 14T Proのサイズだったら絶対メインスマホになっていた。俺は6.7インチくらいまでが限界なんだと気づけて良かった。
とはいえめちゃくちゃおすすめだし、完成度と値段のバランスは2025年トップだと思うから購入を検討している人はチェックしてみてほしい。
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