
1万円以下のワイヤレスイヤホンの中でかなり良いイヤホンを見つけた。それはBaseus Bowie M2s Proだ。これは2024年12月に発売されて約1年ほど経ったイヤホンで、かなり安くなっている。もともと定価11480円で発売されていたイヤホンなんだけど、6980円まで値下げされている。そして現在はAmazonのタイムセールで2990円で購入可能。
発売から1年経っているから機能面では最新のイヤホンに劣るけど、かなり良い部分もあったからイヤホンを探している人におすすめしたい。
ということで「Baseus Bowie M2s Pro」のレビューをしていくから、イヤホン選びの参考にしてほしい。
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【結論】1万円以下で音質にこだわるならかなりおすすめ

冒頭で説明した通りもともと11480円のイヤホンで、発売されてから約1年がたったイヤホン。だから、機能面では現在のエントリークラスのイヤホンに負けている部分もある。とはいえ、装着検出機能があったりさすが元は11480円という部分もある。
そんなBowie M2s Proだが、価格からは考えられないくらい音質が良い。現在の価格は6980円で発売されているんだけど、正直1万円以下の中では今まで使ってきたワイヤレスイヤホンの中で一番音質が良い。これだけ音質が良ければ機能面は全然妥協できる。そう思えるイヤホンだった。

現在Bowie M2s ProはAmazonでタイムセールをしており、2999円で購入可能。しかも上記画像の10000mAhのモバイルバッテリーが無料でついてくる。めちゃくちゃお得だから2999円だし買って損はないと思う。
【デザイン】かなり高級感がある
まずはデザインを見ていく。今回はムーンホワイトを選択。
イヤホン本体

イヤホン本体はスティックタイプになっていて、スティック部分に「baseus」と印字されている。あまり文字の印字は好きではないが、これは結構良い感じ。スティックの縁の部分がシルバーで光沢があり、その色と印字があっていてかなり高級感高め。
そして、色は青みがかった白。真珠っぽさもある。
ケース

ケースも青みがかった白になっている。蓋の部分は光沢で、蓋以外の場所はマットな素材になっている。蓋の部分が光沢なおかげで高級がめっちゃある。
ケースにしろイヤホン本体にしろムーンホワイトはかなり高級感があり、女性にも人気が出そうな色。
【音質】解像度は高くないが柔らかめで綺麗

音質の傾向としては、かなり柔らかいというか暖かい音のドンシャリになっている。鋭さは全くなくパンチは少なめではあるけど、しっかり迫力はある。もう少し詳しく解説する。
中高音
中高音は柔らかさがあるおかけで、この値段帯特有の突き刺さる感じがほとんどない。それでいて、かなり綺麗。アコギの音も突き刺さらず綺麗だったし、ボーカルの音も綺麗。誰が聴いても綺麗だと思える万人受けの音質だと思う。
ただ中音はこれは暖かめだからだと思うけど、解像度は高くなく少しだけこもったように感じる。とはいえ、安物特有の籠った感じではないから十分綺麗。
低音
低音も変わらず柔らかく暖かい音になっている。ただボワついたような感じは無く、それでいて迫力はある。このくらいの値段帯は低音をやたらと盛がちで、そのせいで不自然な音質になっていたりするけど、このイヤホンはそんなことは無い。
ただ低音も柔らかい音質の影響で解像度は高くない。でも、値段を考えれば十分すぎる。
【ノイズキャンセリング】特別強くは無いが十分

正直ノイズキャンセリングは現在のエントリークラスのイヤホンより弱い。例えば、以前レビューしたAnkerのエントリーモデルのSoundcore P31iよりも弱い。Bowie M2s Proも低音は同じくらい遮音してくれはするんだけど、高音がかなり貫通してくる。
タイピングの音や店内のBGMやアナウンスもかなり聞こえる。通勤時の電車の高音も結構聞こえるから高音に弱い。
ただ低音はしっかり遮音してくれてるから十分実用性はある。そして音楽を聴きながらノイズキャンセリングを使っても車の走行音は聞こえる。だから歩きながら使ってもそこまで危なくない気がする。これはある意味便利。
ノイズキャンセリングを使うと音質がかなり劣化する
ノイズキャンセリングをONにすると音質が著しく劣化する。どのイヤホンでもノイズキャンセリングを使用すると音質が劣化するのは分かっていたけど、ここまで劣化するのも珍しい。
音に厚みが無くなるのと、中音がスカスカになる。そのせいで迫力が全くなくなる。これは勿体ないなーと思う。
ただノイズキャンセリングをOFF状態でもなかなかに遮音性が高いから、ノイズキャンセリングをOFFにして使うのがおすすめかも。
【外音取り込み(トランスパレンシー)】ホワイトノイズ多めで音が籠る

外音取り込み(トランスパレンシー)はホワイトノイズが多めなのと、外の音が籠って聞こえる。そして自分の話している声もかなりこもって聞こえるかららかなり使いずらい。
使えないことは無いが、外音取り込みはあるだけマシくらいに思っておいた方が良い。
【マイク品質】同価格帯の中ではかなり良い
EarfunとAnkerのエントリークラスのイヤホンと比べてみた。Bowie M2s Proは現在6980円だから同じような価格帯だけど、元は11480円なだけあって、マイク品質は一段上。だから通話時は相手に聞こえづらいとかは無かった。
ただ先に説明した通り、自分の声がかなり籠るからしゃべりづらい。親と通話する際に使って、自分の声が籠るから声が大きくなる。マイク品質は良いのに通話には使いづらい。
残念な点

ここからは俺が残念に思った点をまとめた。
- ノイズキャンセリングON時の音質の劣化
- ノイズキャンセリングがあまり強くない
- 外音取り込みが微妙
- イヤホン装着時、絶対にANCがONになる
- 歩いているとカポカポ音がする
上記5点あるが、上3つは先に説明しているから下2つを解説する。
イヤホン装着時、絶対にANCがONになる
ANC(ノイズキャンセリング)をONにすると音質が劣化すると説明したけど、それがあったからANCはOFFにして正常モードで使用していた。ただ一度ケースにしまうと、次使うとき勝手にANCがONの状態になる。ここは直前に設定したモードになっていてほしい。
毎回毎回モード変更をするのがめんどくさい。
歩いているとカポカポ音がする
Bowie M2s Proを装着して歩くと、カポカポずれたような音がする。どんな音かと例えると、耳に水が入った時の音に近い。イヤーピースをいろいろ変えてみたけど、音は消えなかったから耳の形状の問題?
ただ今まで別のイヤホンでそういったことはあまり発生しなかったからここは残念ポイントかな~。
こんな人におすすめ
- 格安イヤホンでも音質にこだわりたい
- 高級感があるイヤホンが欲しい
上記に当てはまった人は、購入を検討してみてほしい。
【総評】6980円でもあり

発売から1年経ったイヤホンではあるけど、現在でも6980円で買う価値はあり。機能面は現在のエントリークラスにほとんど劣るけど、それをもってしても音質が良いからおすすめできる。
1万円以下かつなるべき費用を抑えたい。けど音質はそれなりに良いものが欲しいという人にはうってつけ。
しかも、現在Amazonでタイムセールをしていて2999円で購入可能。そして、1つ買うと10000mAhのモバイルバッテリーがついてくる。2999円なら迷わず1つ買ってみても良いと思う。モバイルバッテリーも使えるしね。
ついでにこれもいっとく?
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