【SOUNDPEATS C30 レビュー】お値段以上C30

SOUNDPEATSからエントリーモデルのワイヤレスイヤホン「C30」が発売された。通常価格4980円なのに最大-52dBのノイズキャンセリングが搭載されていたり、LDACに対応していたりと機能がもりもり。

そんなイヤホンを今回SOUNDPEATS様よりご提供していただいたのでレビューしていく。

ということで「SOUNDPEATS C30」をレビューしていくからワイヤレスイヤホン選びの参考にしてほしい。

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【結論】素晴らしい

最初に結論を言ってしまうけど、SOUNDPEATS C30は素晴らしい。

ノイズキャンセリングが謳い文句通りめちゃくちゃ優秀。ほんまに通常価格4980円？と疑ってしまうくらい。そのうえで、音質も十分すぎるくらい良い。本当にイヤホンにこだわりが無ければC30でいいんじゃないかと思うくらい。

ただ、エントリーモデルのワイヤレスイヤホンにあるあるなクセはある。クセがあるから手放しにすべての人におすすめできるわけではないけど、そのクセを理解していればめちゃくちゃコスパが良いイヤホンだと思う。

だから、今からしっかりC30についてレビューしていく。

【SOUNDPEATS C30】スペック

製品名	SOUNDPEATS C30
ドライバー	チタンPVDコーティングした φ12mmダイナミックドライバー （CCAWボイスコイル搭載）
Bluetooth	6.0
コーデック	SBC,AAC,LDAC
再生時間※1	本体：10時間 ケース込み：52時間
充電方法	USB Type-C
ノイズキャンセリング	〇 最大-52dB
外音取り込み	〇
防水	IP54
装着検出機能	✕
マルチポイント	〇
低遅延モード	〇
専用アプリ	PeatsAudio
通常価格（税込み）	4,980円

カラー

【デザイン】結構好き

イヤホン本体

今回提供していただいた色はブラックなんだけど、ブラックはエントリーモデルながら安っぽさは無い。むしろイヤホン本体のデザインは結構好き。

エントリーモデルのワイヤレスイヤホンはめちゃくちゃ目立つか、本体はめちゃくちゃチープに見えることが多いからそういったことは全くない。

ケース

ケースは正直言うと、高級感は無い。触り心地はちょっとチープ感があるように感じたけど、このケースめちゃくちゃ良いかもしれない。

エントリーモデルのワイヤレスイヤホンのケースって指紋や傷が目立ちやすいデザインが多いんだけど、シボ加工されていて指紋も目立たないし傷も目立ちにくい。ポケットやカバンに適当に入れても全く傷が分からない。ここは長く使って分かったC30のケースの良さ。

【音質】思ってたよりかなり良い

今回SOUNDPEATS C30で一番感動したのは音質。低音のクオリティがめちゃくちゃ良い。この値段帯のエントリーモデルは、ボワついた低音が多いんだけど、思ったよりボワついていない。

音質の傾向としては、この価格帯あるあるのドンシャリ。とはいえ、低音のクオリティが良いから音質にこだわりが無い人は普通に良いやん！ってなると思う。

中高音

解像度はそこまで高くはなく、広がりは少ない。ボーカルは近くて奥行は少ない。ただ、埋もれたりしていないからボーカルも聞き取りやすい。

正直中高音は一番値段に反映されやすいと思ってる。中高音が良いイヤホンはそれなりに価格が高くなる。ただ、このイヤホンはLDAC接続すると結構音質がクリアになるから、値段から考えれば結構良いかも。

低音

低音はボワつきが少なく、広がりもありかなり良い。エントリーモデルあるあるの迫力を上げるために低音を無理やり強くしてボワついた締まりのない低音ではなく、それなりにタイト。そのおかげで中高音が埋もれていない。

低音は値段以上だと感じた。重低音が好きな人はかなりおすすめ。

【ノイズキャンセリング】良好

ノイズキャンセリングは結構良くて、車や電車の走行音をかなり消してくれて、音楽や動画をかなり楽しめる。

高域はそれなりに聞こえてはくるけど、十分遮音されて音楽は楽しめるレベルまでになる。低音はかなり遮音される。電車のガタンゴトンという音や、車のエンジン音はほぼ聞こえない。

正直このレベルのノイズキャンセリングで満足できない人は、エントリーモデルは避けるべき。

ノイズキャンセリングをONにすると音質が少し劣化する

ノイズキャンセリングを使用しているときに残念な部分ではあるんだけど、音質が少し劣化する。どう劣化するかというと、低音の厚み無くなるのと、高音が少し軽くなる。全体的に音の厚みが無くなってしまう。

ノイズキャンセリングがかなり良いのと、低音のクオリティが高い分少し勿体ないが、ノイズキャンセリングを使用すると音質が劣化するのはワイヤレスイヤホン特有ではあるから仕方が無い。

ノーマルモードでもかなり遮音性が高いから、ノーマルモードで音楽を聴くのがおすすめかもしれない。

【追記】音質の劣化が著しかったけど、アップデートでかなり劣化が少なくなっていた！なので、購入時はアップデートしてから使用してほしい。

【外音取り込み】値段相応

外音取り込みは値段相応。少し違和感を感じるけど、十分外の音は聞こえるし、自分の発している声もこもらない。十分使えるとは思う。

この値段なら外音取り込み機能がついているだけで、ありがたいと思ったほうが良い。

【マイク品質】かなり良い

俺が使った環境にはなるんだけど、先日レビューした同じSOUNDPEATS のAir5 Pro+よりマイク品質は良い。正直この値段でこのマイク品質はめちゃくちゃすごい。

4980円だし、通話用途で購入してもよさそう。

【装着感】良好

少しイヤホン本体がでかいかな？と使う前は思ってたけど、そんなことは無く俺の耳にはフィットした。装着感については個人差があるから参考程度にしてほしいけど、まぁ誰にでもフィットするタイプのイヤホンだと思う。

ただ激しい運動は少しずれてくる印象もあるから、避けたほうがよさそう。軽いランニングとかウォーキングには十分。

【SOUNDPEATS C30】残念な点

ここまで結構褒めてきたけど、残念な点もあるからそこを解説していく。

ノイズキャンセリングON時の音質の劣化

上記のノイズキャンセリング部分で説明したけど、ノイズキャンセリングON時の音質の劣化は結構ある。エントリーモデルはだから仕方が無い部分ではあるが、気になる人はいそう。

アップデートでかなり軽減されたとはいえ、劣化があるから室内とか静かな場所では、ノーマルモードで音楽を聴くことをおすすめする。

装着検出機能がない

SOUNDPEATSはエントリーモデルのみならず、フラッグシップにもついていない機能ではある。この機能があると、耳からイヤホンを取り外した際に、音楽や動画が勝手に止まってくれたりと便利。

ただこの機能はこの値段帯で搭載していることはまれだから、この機能が欲しい人はもう少し価格の高いイヤホンをおすすめする。

こんな人におすすめ

• 5000円以下でまともなワイヤレスイヤホンが欲しい
• 低価格でも迫力のある音質が良い
• 低価格でノイズキャンセリングが強いイヤホンが欲しい
• 格安イヤホンでマイク品質が良いもの探している

上記に当てはまる人は購入しても後悔はしないと思う。

正直この値段でこの機能性とこの音質はめちゃくちゃコスパ良いと思うから、音質や機能性1つ1つのレベルにそこまでこだわりが無ければ、十分すぎる完成度だと思う。

俺はマイク品質に驚いた。通話用として購入もおすすめする。

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