
最近はワイヤレスイヤホンの性能がかなり上がってきた。そのおかげて1万円台でもかなり優秀なワイヤレスイヤホンが出てきた。AirPods Proが高いとか、どのイヤホンを買うか迷ってる人に俺のオススメを紹介したい。
とはいえ、音質は好みの部分が強いからあくまで俺の感想という捉え方にしてほしい。
ということで、これからワイヤレスイヤホンを買いたいけど迷ってるという人向けに「1万円台」にしぼってオススメを紹介するから参考にしてほしい。
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1万円台でも優秀

一昔前の1万円台のワイヤレスイヤホンは荒削りな部分がかなり多くオススメしにくかった。しかし、2025年現在ではかなり優秀になってきた。例えばノイズキャンセリングが強くなってきたり、音質がかなり良くなったり、マルチポイントがついていたりなど。
とはいえ、やはり荒削りな部分もまだ残ってるし、種類は多いしで迷ってると思うから俺が1万円台なら選択肢に入る3つを下記に解説していく。
【Edifier NeoBuds Pro 2】ノイキャンと音質に極振り

| 製品名 | Edifier NeoBuds Pro 2 |
| Bluetoothバージョン | 5.3 |
| 対応コーデック | SBC / AAC / LDAC / LHDC5.0 |
| バッテリー(ノイズキャンセリングOFF) | 本体5.5時間/ケース込み22時間 |
| バッテリー(ノイズキャンセリングON) | 本体4時間/ケース込み16時間 |
| ドライバー | 10mmドライバー Knowles製バランスド・アーマチュアドライバー |
| 充電方式 | USB-C ワイヤレス充電非対応 |
| 装着検出機能 | 〇 |
| ANC(ノイズキャンセリング) | 〇 |
| 外音取り込み | 〇 |
| 防水 | IP54 |
| 専用アプリ | 〇 |
| マルチポイント | × |
| 重量 | 本体5g/ケース込み57g |
| 実売価格(Amazon) | 17990円(Amazon15%OFFクーポンあり) |
1万円台でかなりノイキャンが強くて音質もいいなと思ったのがEdifier NeoBuds Pro 2。しかし、ノイキャンと音質に極振してるから人は選ぶ機種。下記で良い点と悪い点を解説していく。
良い点

- 2万円以下では最高クラスの音質
- 2万円以下では最高クラスのノイズキャンセリング
- LDAC・LHDCに対応
- ゲームモードがある
- マイク性能が優秀
【2万円以下では最高クラスの音質】音の傾向はドンシャリではあるんだけど、音の解像度が高くクッキリ聴こえるサウンドだなと思った。解像度は高いが、モニターライクというわけではなく、低音がガンガン響くようなノリノリサウンドって感じ。しかし、高音は少し突き刺さる感じがあるのと、かなり元気な音ってイメージだから嫌いな人は嫌いだろうなと思う。レゲェをよく聞く俺としてはちょっと突き刺さる感覚があるからイコライザ調整が必要だと思う。
【2万円以下では最高クラスのノイズキャンセリング】正直2万円台でもおかしくないくらいのノイズキャンセリングだと思った。遮音性がかなり高く、低音はかなり聞こえなくなる。高音は少し聴こえるが、このレベルになってくると不満に思う人は少ないと思う。
【LDAC・LHDCに対応】LDACが使えるからイヤホンのポテンシャルを最大まで発揮できるからいい。LDAC対応スマホは多いからAndroidスマホなら機種は選ばなくて良い。LHDCは対応スマホが少なすぎるから気にしなくて良い。
【マイク性能が優秀】優秀と言っても値段帯ではって感じ。特別いいとかではないが、ふつうに聞き取りやすいし普段遣いでは困らない性能はある。
悪い点
音質とノイズキャンセリングに極振りしてるから気になる点も多い。
- 再生時間が短い
- マルチポイント非搭載
- ワイヤレス充電非対応
- aptX系のコーデック非対応
- 空間オーディオがいまいち
【再生時間が短い】連続再生時間が4時間しか持たない。ケース合わせて16時間。これは短すぎ。長時間移動で使うのなら途中で充電の時間が入ってしまう。今どきのイヤホンではかなり短い。
【マルチポイント非搭載】俺の中では致命的な部分。スマホとパソコンやタブレットを同時に繋ぐことができないから繋ぎ直す必要がある。これは人によっては致命的になりそう。俺はその一人。
【aptX系のコーデック非対応】LDAC非搭載だとAAC接続しないといけなくなってしまう。また、高音質コーデックのLDACはあるけど、接続が不安定になりがちなだからaptX系のコーデックは付いてると良かったなと思う。とはいえ、付いていないイヤホンもそこそこあるからそこまで悪い点かというとそうでもないと思う。
【空間オーディオがいまいち】空間オーディオを使うと一気に音が薄っぺらくなる。そして、高域の音の突き刺さる感じが強調される感じが増す。空間オーディオ使いたい人はお勧めできない。まぁ俺は空間オーディオはそもそも好きじゃないから気にならないが、買う人は注意が必要。
なにより音質とノイズキャンセリングを重視したい人向け
良い点と悪い点を解説したけど、このイヤホンを買うべき人は何よりも音質とノイズキャンセリングを重視して、それ以外は何も拘らないという人向けのイヤホン。今まで1万円以下のイヤホンを使ってたのなら、悪い点をもってしても結構幸せになれると思う。
気になる人は下記サイトでチェックしてほしい。
【Anker Soundcore Liberty 4】機能全部入り

| 製品名 | Anker Soundcore Liberty 4 |
| Bluetoothバージョン | 5.3 |
| 対応コーデック | SBC / AAC / LDAC |
| バッテリー(ノイズキャンセリングOFF) | 本体9時間/ケース込み28時間 |
| バッテリー(ノイズキャンセリングON) | 本体7時間/ケース込み24時間 |
| ドライバー | 9.2mmダイナミックドライバー 6mmダイナミックドライバー |
| 充電方式 | USB-C ワイヤレス充電対応 |
| 装着検出機能 | 〇 |
| ANC(ノイズキャンセリング) | 〇 |
| 外音取り込み | 〇 |
| 防水 | IPX4 |
| 専用アプリ | 〇 |
| マルチポイント | 〇 |
| 重量 | 本体5.8g/ケース込み55g |
| 実売価格(Amazon) | 14990円 |
とくに強いこだわりがないなら、機能全部入りのこいつを選ぶのが無難だと思う。下記で良い点と悪い点を解説していく。
良い点

- 音質はまぁ良し
- 3Dオーディオがそこそこ良い
- 装着感が良い
- 感圧式センサーが良い
- ノイズキャンセリングもまずまず
- マルチポイントが使える
【音質はまぁ良し】今となっては可もなく不可もなく。ドンシャリサウンドではあるけど、値段を考えれば特段不満も無い。
【3Dオーディオがそこそこ良い】「音楽モード」「ムービーモード」の2つの種類がある。「音楽モード」は通常の音を広げたようなサウンドで、そこそこ良い。「ムービーモード」臨場感を重視した音になる。名前の通り映画やアニメで使うと良いかも。とはいえ、過度な期待はしないほうがいい。
【装着感が良い】装着感はかなり良くて、歩いていたり走ったりしてもずれたりしなかった。運動をしたい人にもおすすめできる。
【感圧式センサーが良い】タッチセンサーだとふと手が当たったり、寝ころびながら使うと誤作動してしまう。だから、押し込むように使う感圧式はかなり良い。俺は好き。
【ノイズキャンセリングもまずまず】特段強いとかではないが、普通に使える。しかし、高音があまりカットされず筒抜けになる感じもあるから過度な期待はNG。とはいえ、強すぎると危なかったりするから外で使うなら現実的なラインではあるかな。
【マルチポイントが使える】最近は使えるのが増えてきたが、この値段で使えるのはやっぱりありがたい。作業する人はマストとも思える機能。
悪い点
特段悪い点というのもあまりないが強いてあげるなら下記。
- ゲームモードが無く遅延が目立つ
- LDAC利用時にマルチポイントが使えない
【ゲームモードが無く遅延が目立つ】ゲームには不向きだと思う。LDACは特に遅延がひどいから少しでも遅延を抑えたいならAAC接続にするべき。AAC接続で使えば少し良くなる。AAC接続なら動画等はそこまで問題なし。
【LDAC利用時にマルチポイントが使えない】わざわざLDACでマルチポイントをする必要はあまりないと思うが、スマホ2台とかでつかうなら少し注意が必要。とはいえ、パソコンと使うとかならLDAC接続しないと思うしそこまで気にする点でもないかな。
こだわりが無く無難に使いたい人向け
主要どころの機能は全部入ってるから特段不満に思うところは無い。とがってるところもないから特徴も特段無い。だから無難に使いたいならこれがいいかな。AirPods Proほしいけどそこまでお金出せない人は、これでいいかも。
もう少しお金が出せるなら上位互換のProもあるから要チェック👇
【AVIOT ピヤホン8(TE-W1-PNK)】完成度の高いイヤホン
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| 製品名 | ピヤホン8(TE-W1-PNK) |
| Bluetoothバージョン | 5.3 |
| 対応コーデック | SBC / AAC / LDAC |
| バッテリー | 本体16時間/ケース込み50時間 |
| ドライバー | 10mmダイナミックドライバー 6mmダイナミックドライバー |
| 充電方式 | USB-C ワイヤレス充電対応 |
| 装着検出機能 | 〇 |
| ANC(ノイズキャンセリング) | 〇 |
| 外音取り込み | 〇 |
| 防水 | IPX4 |
| 専用アプリ | 〇 |
| マルチポイント | 〇 |
| 重量 | 本体6.7g/ケース込み68.6g |
| 実売価格(Amazon) | 18000円 |
完成度がかなり高いなと思った。俺は特に音質が好き。NeoBuds Pro 2よりも俺好み。下記で良い点と悪い点を解説していく。
良い点

- 2万円以下で最高の音質
- ノイズキャンセリングがそこそこ強い
- 3Dスペーシアルオーディオモードが結構良い
- 装着感が良い
【2万円以下で最高の音質】ドンシャリサウンドではあるんだけど、広域の突き刺さり感が少なくかといって埋もれていないから結構良い。低域も良くてかなり臨場感がある音って感じた。みんな好きな音ではあると思う。レゲェとかヒップホップに結構向いてる。
【ノイズキャンセリングがそこそこ強い】低域や高域がまんべんなくカットされていて音楽を聴いていたらあまり雑音を感じない程度。「風切り音抑制モード」がついてるのも結構ありがたい。
【3Dスペーシアルオーディオモードが結構良い】ちょっと残響音と臨場感がました感じで自然な変化になってる。俺の嫌いな音が薄っぺらくなる感じもないし結構良いかも。とはいえ、やはり作った感があるのは否めないから俺は好きにはなれない。
【装着感が良い】俺の耳には密閉間が高くかなりフィットした。とはいえ、歩いたり走ったりすると少し浮いてくる感じもあったから運動には不向きかも。視聴できる環境があるなら確かめたほうが良いと思う。
悪い点
- 外音取り込みがいまいち
- タッチ操作の反応悪い
【外音取り込みがいまいち】結構こもっていて、マイクで音拾ってるなってわかる音。密閉間も相まって、自分の声がもごもごしてる間隔になる。外音取り込みはいまいちだから重視している人は要注意。
【タッチ操作の反応悪い】タッチしてから反応するまでワンテンポかかる。頻繁につかうなら結構ストレスになるかも。
音質も良く欠点も少ないから完成度が高いイヤホンが欲しい人向け
この価格帯ではかなり音質が良いし、欠点も絞り出さないと出て位の完成度だから俺はピヤホン8を強くおすすめしたい。知り合いに上げたらかなり喜んでたから満足できると思う。ワンランク上の音質が1万円代で手に入るのはかなり嬉しい。
1万円代はドンシャリサウンド
この価格帯で言えることは、ほぼドンシャリサウンドであること。ドンシャリサウンドのほうが迫力が出るから音質をごまかせるということで音質の傾向が似てる気がする。とはいえ、結構音質が良いものも増えてきているし、ドンシャリサウンドに抵抗がないならおすすめできる値段帯であることは間違いない。
イヤホンオタクでもないならこの値段帯で買うのが一番無難な気がする。
とはいえ粗削りな部分もあるから今後の進化に期待したいところ。
ついでにこれもいっとく?
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