
2025年現在はワイヤレスイヤホンは主流になっている。コードが無くて取り回しがしやすかったり、ノイズキャンセリングがついていたりなどでかなり便利。その中でも主な用途は当たり前だが音楽を聴くことだと思う。そんなワイヤレスイヤホンだが、最近はハイレゾ相当の音源を再生することができる。そのため、ワイヤレスイヤホンの音質が飛躍的に上がった。とはいえ、注意点も多い。
ということで、今回は音楽好きの人に向けてワイヤレスイヤホンを使うならぜひAndroidスマホを使ってほしいという俺の提案を話していくからワイヤレスイヤホンやスマホ選びの参考にしてほしい。
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ワイヤレスイヤホンとスマホはBluetoothで接続される

例外はあるんだけど、基本的にワイヤレスイヤホンはBluetoothというものでスマホ等と接続されている。
Bluetoothが分からない人は、デジタル機器間の近距離無線通信を行うための規格と覚えておいてほしい。
そんなBluetoothにはバージョンだったり、コーデックというものがある。今回はその中でもコーデックについて解説してく。
【なぜAndroidスマホがおすすめなのか】コーデックが豊富だから
コーデックというのはスマホからイヤホンへ音声を転送する際に使われる音の圧縮方式のこと。この圧縮方式によって、音質だったり遅延だったりが変わってくる。だから、このコーデックをこだわることで音質がよくなったり、遅延が少なくなったりする。
そんなBluetoothコーデックが豊富なのがAndroidスマホだ。
どのコーデックが良いの?
コーデックはいろいろあるんだけど、主要なコーデックの中からこれを確認しておけばいいよというものをいくつかあげてみる。
- LDAC
- aptX Adaptive
もちろん他にも特徴的なものがあるんだけど、それを全部紹介しても訳が分からなくなるとおもうから、王道な上記2つを解説していく。
LDAC

LDAC(エルダック)はSONYが開発したハイレゾ対応のBluetoothコーデック。ハイレゾに対応しているということは高音質ということ。こいつのメリット・デメリットを解説していく。
メリット
- ハイレゾ音源をワイヤレスで聴くことができる
- 対応している機種が多い
メリットは上2つ。
【ハイレゾ音源をワイヤレスで聴くことができる】すなわち高音質な音楽等を楽しむことができる。
【対応している機種が多い】いまやほとんどのAndroidスマホについていることが多いし、ワイヤレスイヤホンもLDAC対応が多い。だから、選択肢が豊富。
デメリット
- 接続が不安定になるときがある
- 遅延が大きい
【接続が不安定になるときがある】室内や人が少ないところでは基本的に問題ないんだけど、大人数がいるところではかなりプツプツと途切れることがある。だから大勢いるところでは注意が必要
【遅延が大きい】動画を見ていると意識すれば遅延していることが分かる。俺は普通に見ている分には気にならない程度。ただ、ゲームではきつい。まぁ一瞬を争うゲームなら問答無用で有線イヤホンにすべき。
aptX Adaptive

クアルコムが開発したハイレゾ対応のコーデック。ハイレゾ対応のコーデックながら低遅延でもある。こいつのメリット・デメリットを紹介していく。
メリット
- ハイレゾ音源をワイヤレスで聴くことができる
- 低遅延
【ハイレゾ音源をワイヤレスで聴くことができる】LDAC同様にハイレゾ音源に対応してるから高音質。LDACのほうが音質的には良いとされているけど、ここまで来たら俺の耳では違いが分からない。
【低遅延】adaptiveの意味は「適応」という言う意味。そこからわかるようにコンテンツの種類や電波状態に応じて、最適な音質や遅延性能を自動でリアルタイムに可変してくれる。だからLDACより遅延が少ない。
デメリット
- 対応機種が少ない
【対応機種が少ない】LDACに比べて対応している機種が少ない。だから、aptX Adaptive対応のイヤホンを買おうか迷っている場合は、自分のスマホ等の使用機器に対応しているか確認すること。
音質のLDAC、低遅延のaptX Adaptive
難しくてわからないという人は、「音質のLDAC、低遅延のaptX Adaptive」と覚えていてほしい。基本的にイヤホンをどう使うかを明確に決めることでどっちが重要が分かるようになる。だから、イヤホンを購入まえに使用用途を明確にしてほしい。
iPhoneはLDACやaptX Adaptiveに対応していない

最新のiPhoneでもLDACやaptX Adaptiveに対応していない。俺がiPhoneをメイン機種にできないのはこれがかなり大きい。だから、ワイヤレスイヤホンを使うなら、音楽好きにはAndroidスマホを使ってほしいと思う理由はここ。

上記のようなドングルをiPhoneにつければハイレゾで聴くことはできるんだけど、煩わしいから俺は嫌。とはいえ、何とかiPhoneで聴きたい人は検討してみてほしい。
ハイレゾの違いはわかるの?

結論で言えば、分かるともいえるし分からないともいえる。どういうこと?って思った人は多いと思うから詳しく言うんだけど、例えば、上記画像のJBL Tour Pro 3という機種は俺の愛用しているイヤホンなんだけど、LDACに対応していて4万円する。こういう高級な機種はポテンシャルが高いからLDACで接続すると明らかに音が違うのが鈍感な俺でもわかる。
一方で安い機種でもLDACに対応していたりする。そういったイヤホンでLDAC接続をしても違いがほとんど分からない。もちろんわかる人もいるとは思うがほんの少し違うだけ。ハイスペックなイヤホンを使ったことがない人ほどLDACなどのハイレゾコーデックは意味がないと言う。
あくまでもそれなりに良いイヤホンがLDAC等のハイレゾコーデックの恩恵を受けると思っていてほしい。
コーデックが良くても音源が悪いと意味がない
LDACやaptX Adaptiveはあくまでもハイレゾ音源に対応しているだけであって、普通の圧縮音源をハイレゾ音源にしてくれるわけではない。だからハイレゾやロスレスに対応している音源を聴く必要がある。
いまはサブスクで聴く人が多いと思うからハイレゾに対応しているおすすめのサブスクを下記にまとめる。
- Apple music
- Amazon Music Unlimited
上記がハイレゾに対応していておすすめのサブスク。ちなみに俺はApple musicをAndroidスマホで使っている。iPhoneではワイヤレスイヤホンで聞けないのにAndroidスマホではワイヤレスイヤホンでハイレゾをApple musicできけてしまう。同じAppleなのに本領発揮できないのは悲しい。
おすすめのワイヤレスイヤホン
記事執筆時点でおすすめのワイヤレスイヤホンを下記にピックアップしてみた。
JBL TOUR PRO 3を詳しく解説した記事
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まとめ
Androidスマホを使ってほしい理由はLDACやaptX Adaptiveに対応していて、イヤホンの本領を発揮できるし、イヤホンの選択肢が増えるから。
LDACは大抵のAndroidスマホに搭載されている。ただ、aptX Adaptiveは対応していない機種も多いから、Androidスマホにを購入する際はぜひ、購入するスマホの対応コーデックを調べてみてほしい。
是非この機会にiPhoneユーザーはAndroidスマホにも興味を持ってほしい。そして、Androidスマホユーザーもコーデックに意識してワイヤレスイヤホンを選んで見てほしい。
ついでにこれもいっとく?
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