
最近は物価高で何を買うにしても高い。それはスマホも例外では無くて、どんどん本体価格が上がっている。だからスマホの機種変更を躊躇する人も多いと思うんだけど、物価高の今でもコスパが最高に良いスマホがそれなりにある。そういうスマホを見極めれるようになれば機種変更のハードルが下がるし、節約にもなる。だから、俺がコスパ最高のスマホの選び方を解説したい。
ということで、「コスパ最高のAndroidスマホの選び方」を解説してくから、スマホ選びの参考にしてほしい。
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最近のスマホは高すぎる
皆そんなにカメラ性能とか処理性能を求める用途でスマホを使ってる?多分ほ8割以上の人が使ってないだろう。SNSや動画視聴、LINEや音楽を聴くくらいにしか使ってない。そんな使い方なのに10万円以上するiPhoneを購入する必要はない。毎日の食費を切り詰めてるのに、iPhoneみたいな高級スマホにしたことで、月々1万円以上スマホ代に使うのは元も子もない。
そんなスマホ代を削れればダイレクトに節約になる。それならスマホ代を下げるほかないよね。ただ、今までiPhoneしか使ってこなかったからAndroidの使い方が分からない。iPhone並みの快適な動作をするスマホが良い。そんな悩みはあると思う。ただ、Androidも最近はiosと操作感が似てきているし、iPhone並みに動作も快適だから、その辺は安心してほしい。
そんなわけで、コスパの良いスマホを選ぶことができれば、節約が上手くなるということ同じ。それなら、今までガジェットに興味がない人でも節約になるなら覚える価値はあるよね。そこが俺がスマホを見極めれるようになってほしいと思った理由。
スマホ選びで見るべき箇所

スマホ選びは見るべき箇所を抑えておくことで、かなり難易度が下がる。そして、これからのスマホ選びにかなり役立つから覚えてもらいたい。だから、見るべき箇所を下記で何点かピックアップしてみる。
- SoC
- メモリ(RAM)
- ストレージ(ROM)
- ディスプレイ
- Felicaの有無
- 価格
俺の中では上記の6点がかなり重要で、スマホを選ぶ際は必ず見るくらい大切。そんな6点一つ一つを下記で詳しく解説する。
SoC

スマホのSoCとは、System on a Chip(システム・オン・チップ)の略で、スマホを選ぶうえで超重要。SoCが高性能ならそのスマホは高性能になる。ということは、SoCを知れば、高性能が低性能かがすぐ判断できるようになる。
そんなSoCだが、たくさん種類がある。その中でも、Androidスマホによく搭載されている2つのメーカーを紹介する。
- Snapdragon(Qualcomm}
- Dimensity(MediaTek)
【Snapdragon】Qualcomm社製のSoC。超高性能から低性能まで幅広く存在する。Androidスマホでは覇権を握っているSoC。最近はiPhone越えの超高性能モデルも存在する。
【Dimensity】MediaTek社製のSoC。こちらも高性能から低性能まで存在する。Snapdragonと比べると、高性能帯では少し劣る。ただ、Dimensityを搭載しているスマホは総じてコスパが良い。最近は採用しているスマホも多くなってきた。立ち位置としては、同メーカーの高性能モデルにSnapdragonが採用されていて、通常モデルや廉価モデルにDimensityが採用されているケースも多くなっている。とはいえ、処理性能と価格のバランスが良く、コスパの良いスマホはDimensityを採用しているケースが多い。
SoCの性能はAntutuベンチマークスコアを参考にすると分かりやすい

SoCが重要なのはわかったけど、どうやって見比べれば良いのかというと、Antutuベンチマークスコアというものを参考にすると分かりやすい。Antutuベンチマークスコアが高得点であればあるほど、そのスマホの性能が高いということになる。
そんなAntutuベンチマークスコアのスコア別の特徴を下記でまとめた。
Antutuスコア | 特徴 |
---|---|
200万点以上 | 超ハイエンド(マニア向け) |
150万点~200万点 | ハイエンド(すべてがサクサク動作) |
100万点~150万点 | ミドルハイ(重いゲームもそこそこ) |
50万点~100万点 | ミドルレンジ(軽いゲームならできる) |
30万点~50万点 | エントリー(普段使いは困らない) |
30万点以下 | ローエンド(普段使いももっさり) |
俺の独断ではあるんだけど、それなりに特徴も掴んでいると思う。
このスコアを参考にして、自分の用途にあった使い方のスマホの性能を選んでほしい。
下記記事でSoCについて詳しく解説してるから、参考にしてほしい。
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メモリ(RAM)

本当はメモリもSoCの一部ではあるんだけど、よく別で表記されたりするから今回はSoCとは切り離して説明する。
メモリはスマホが作業する机のことと思ってほしい。
- 机が広い(メモリ容量が多い) →本や資料をたくさん広げても余裕。(アプリを何個開いてもサクサク動く)
- 机が狭い(メモリ容量が少ない)→少しの資料で机がいっぱいになり、片付けないと作業がしにくい。(アプリが落ちる・読み込みが遅い)
こんな感じで考えてもらえれば初心者でも分かりやすいと思う。
容量別の目安
メモリ容量 | 特徴 |
---|---|
3GB~4GB | 最低限の作業向け(LINEやネット程度) |
6GB~8GB | 一般的な使い方で快適(SNSや軽いゲームもOK) |
12GB以上 | 重いゲームや動画編集も余裕 |
あくまでも目安ではあるんだけど、基本的にはこのように思ってほしい。
今は最低でもほとんど6GB以上になってきている。ただ、最近はアプリが重くなってきたりで、最低8GBは欲しいところ。
メモリはストレージ(ROM)ではない
勘違いしている人が初心者に多いけど、メモリはストレージではない。確かに同じGBで表記するからややこしくはあるんだけど、全く別物。
メモリは保存場所(ストレージ)ではなく、作業中だけ使う一時的な領域。電源を落とすと消える。ストレージと混同しがちだから間違えないように。
ストレージ(ROM)

ストレージ(ROM:Read-Only Memory)は、写真、動画、音楽、アプリなどのデータを長期間保存するための場所。例えるなら、物置だと思ってほしい。
- 広い物置き(ストレージ容量が大きい)→たくさん物を収納できる(アプリや動画や音楽などたくさん保存できる)
- 狭い物置(ストレージ容量が小さい) →少ししか物を収納できない(アプリなど少ししか入らず古いデータを削除しないといけない)
ストレージは分かりやすいと思う。
容量別の目安
ストレージ容量 | 特徴 |
---|---|
64GB | 最低限(アプリ等たくさん入れるとすぐに足りなくなる) |
128GB | 標準的(日常的な使い方なら十分だが最近はやや足りない) |
256GB | 動画撮影やゲームアプリを多く入れる人向け |
64GBはほぼ絶滅。128GBが標準になってきてるんだけど、最近はカメラの画素数の向上と、アプリの容量が大きくなってきたせいで128GBでは人によっては足りないと思う。256GBあればよほどのことがない限り気にしなくて済む容量。
ちなみに、初めて買ったガジェットはiPod Touch(4th Gen)でその時は8GBだった。ただ、当時でもそれなりに少なかったがそこそこアプリも入れられた。32GBモデルを持ってる人を見るととても羨ましかったのが懐かしい。
ディスプレイ

ディスプレイは初心者の方でも分かると思うけど、スマホの画面のこと。
ディスプレイにも種類があって、液晶ディスプレイと有機ELがある。最近の主流は有機ELになってきている。
- LCD(液晶)→自然な色でコストが安い
- OLED(有機EL)→色鮮やかで黒が深い。薄くて軽い
最近のスマホのディスプレイがとてもきれいなのは有機ELだから。ちなみに、有機ELはダークモードにするとバッテリー持ちが少し良くなると言われている。
いろいろな解像度があるけど、フルHD(1920×1080)以上を選んでおけば問題ないし、今のスマホはほとんどフルHD。
そしてリフレッシュレートというものがあって、これが高いと画面の滑らかさが変わる。
- 60Hz → 通常
- 120Hz → すごく滑らか
こんな感じでリフレッシュレートはHz表記される。この数値が上であればあるほど画面が滑らかになる。
ちなみに、iPhone 16の無印バージョンは60HzでiPhone 16Proは120Hzに対応している。家電量販店などで触ったことがない人は、iPhone 16Proを触ってみてほしい全然違うから。ただ、Androidスマホは今やほとんどが120Hzに対応しているからiPhoneの無印モデルはコスパという面ではあまり良くない。
Felicaの有無

Felicaの有無はとても大事。Felicaが搭載されていないとおサイフケータイが使えない。おサイフケータイが使えないということは、SuicaやICOCAなどの交通系ICは使えないし、iDやQUICPayは使えない。
というわけだからかなり不便になる。都市圏に住んでる人は必須だと思う。
ちなみに、海外製スマホを購入するときにNFC有と書かれていても、おサイフケータイは使えない。厳密にはFelicaもNFCなんだけど、海外スマホの言うNFCはまた別と考えてほしい。
NFC有となっている場合は、クレジットカードのタッチ決済は可能。
価格

価格に関してはそれぞれお財布事情が違うから何とも言えないけど、価格帯でどのくらいのスマホかはある程度判別ができる。
価格 | 特徴 |
---|---|
3万円以下 | ローエンド |
3万円~5万円 | エントリー |
5万円~8万円 | ミドルレンジ |
8万円~10万円 | ミドルハイ |
10万円~12万円 | ハイエンド |
12万円以上 | 超ハイエンド |
めちゃくちゃ処理性能がバグっている中華メーカー以外は大体上記の表であっていると思う。俺的にはこだわりが無ければ、ミドルレンジを購入することをおすすめする。
最近のミドルレンジはコスパがかなり良いから。
俺のおすすめ
SoC | Antutuスコア:70万点以上 |
メモリ(RAM) | 8GB以上 |
ストレージ | 128GB以上 |
ディスプレイ | OLED(120Hz対応) |
Felica | 有 |
12万円以上 | 5万円台 |
俺の中では上記条件に当てはまっていればめちゃくちゃコスパ良いと思う。
ちなみに下記に俺のコスパ良いと思うスマホを紹介する。
Nothing Phone(3a)

上記の条件に当てはまるスマホ。それでいて、価格は54,800円とめちゃくちゃ安い。デザインは人を選ぶが、そこが気にならなければコスパ最高のスマホ。
下記記事で詳しく解説してるから参考にしてほしい。
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さいごに
スマホだけに限らず、ガジェットはどこを妥協できるかと、用途を絞れているかが一番大事だと思ってる。そこをしっかり絞れていれば、必ず賢い買い物ができる。
そしてガジェットは進化が激しいし、価格も高いから購入前はしっかり調べて購入してほしい。俺からの約束。
ついでにこれもいっとく?
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