
Pixel 10シリーズが8/21に発表された。見た目の変更などはあまりなかったが、Pixel 10は望遠レンズが搭載された。これはかなりデカい。そういった理由でPixel 10が気になっていたり、検討している人に向けて解説したい。
ということで、「Pixel 10」を解説していくからスマホ選びの参考にしてほしい。
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【Pixel 10】スペック

項目 | Pixel 10 | Pixel 9 |
---|---|---|
ディスプレイ | 6.3インチ(最大120Hz) | 6.3インチ(最大120Hz) |
解像度 | 2424 ×1280 | 2424 ×1280 |
SOC | Google Tensor G5 | Google Tensor G4 |
メモリ | 12GB | 12GB |
ストレージ | 128GB/256GB | 128GB/256GB |
背面カメラ | メイン:48MP 超広角:13MP 望遠:10.8MP | メイン:50MP 超広角:48MP |
バッテリー | 4970mAh 急速充電 ※1 Google Pixelsnap ワイヤレス (Qi2認証済み:15W) | 4700mAh 急速充電 ※2 急速ワイヤレス充電 (Qi 認証済み) |
セキュリティ | 顔認証/指紋認証 | 顔認証/指紋認証 |
サイズ | 約152.8mm×約72.0mm×約8.6mm | 約152.8mm×約72.0mm×約8.5mm |
重量 | 204g | 198g |
おサイフ | 〇 | 〇 |
防水防塵 | IP68 | IP68 |
デュアルシム | nanoSim × eSim | nanoSim × eSim |
価格 | 128GB:128,900円 256GB:143,900円 | 128GB:128,900円 256GB:143,900円 |
※1(別売りの 30W 以上の USB-C® PPS 充電器を使用した場合): 約 30 分で最大 55% 充電
※2 30 分ほどで 55% まで充電 –(別売りの Google 45W USB-C® 充電器を使用した場合)
カラー展開




Pixel 9との違い
外観に変更はなかったが、少し変化しているところもあるからそこをまとめてみた。
- Google Tensor G5搭載
- 望遠カメラが搭載され3眼カメラに
- バッテリー容量が増加+Google Pixelsnap ワイヤレス充電に対応
- 厚さが0.1mm増加
- 198g → 204gに重量アップ
Google Tensor G5搭載
Google Tensor G5は平均で34%高速化してるらしい。本当かどうかは現物がないから分からない。確実にGoogle Tensor G4より性能は上がっている。とはいえ、過度な期待はダメ。なぜなら、Google Tensor G4がハイエンド端末とは思えないくらい処理性能が低かったから。そこから34%高速化していてもハイエンド端末としては寂しい処理性能になってると思う。
みんなに分かっていてほしいのは、Pixelシリーズは処理性能を期待して買ってはダメということ。
望遠カメラが搭載され3眼カメラに
Pixel 10は望遠カメラが搭載になった。今までのPixel無印シリーズはメインと超広角の2眼構成だった。望遠が欲しければProモデルを選ばないといけなかったから、無印シリーズでも望遠を搭載するのはかなり良い変更点。
ただ、Pixel 9のメインが50MPだったのかPixel 10は48MPになり、超広角は48MPから13MPに大幅に低下した。AIなどで画像処理はしてくれるとは思うが、改造感はかなり落ちそう。
バッテリー容量が増加+Google Pixelsnap ワイヤレス充電に対応
バッテリー容量がPixel 9の4700mAhだったのが、Pixel 10は4970mAhにサイズアップした。Pixel 9は24時間以上駆動だったのが、Pixel 10は30時間以上駆動に伸びている。バッテリー容量のサイズは大幅に変わったわけではないが、SoCの消費電力が良くなったのだと思う。
そして、Pixel 10シリーズから「Google Pixelsnap ワイヤレス充電」に対応した。AppleでいうMagsafe。サイズ感がMagsafeと同じならケース着けないで使用する人にはかなりありだと思う。
厚さが0.1mm増加
もともと分厚いPixelピクセルシリーズだったが、0.1mm Pixel 9より分厚くなってしまった。ケースも着けるととてつもなく分厚く感じると思う。今どきのハイエンドはもっと薄いからこのへんどうにかしたらよいのになと思う。
198g → 204gに重量アップ
6.3インチのスマホで200g越えはかなりきつい。もちろんバッテリーが大きくなったり、望遠カメラが搭載されたりで重たくなるのは分からんでもないが、それにしても重い。
現在Pixel 9を持っているが、ケースとガラスフィルムを貼ってるとかなり重たく感じる。重たいのが嫌な人は要注意。購入を検討してる場合は、家電量販店などで持ってみてから購入を強くおすすめする。
Pixel 10のカメラについて

Pixel 10の大きな変更点がカメラ周り。先に説明した通り、Pixel 10から望遠カメラが搭載された。このあたりは、同価格帯のGalaxy S25を意識しているように思える。同じ同価格帯のiPhone 16が望遠が搭載されていないから差別化としては素晴らしい。
前作のPixel 9ですらGalaxy S25よりカメラは良いとおもってるから、Pixel 10のカメラはかなり期待できる。しかし、先に説明した通り、Pixel 9に比べて解像度がダウンしている。メインカメラが50MP→48MPに、超広角が48MP→13MPになった。メインカメラはAIの補正などでそこまで変わらなさそうだが、超広角は差が出てきそう。実機を持っていないから何とも言えないが、このへんは注意してほしい。
そして、Pixel 10には「カメラコーチ」という機能が搭載された。これは撮影シーンで、Geminiがアドバイスをくれるらしい。

上記のシーンでは適正なカメラの画角と倍率を教えてくれている。カメラのテクニックが磨かれそうで結構有能な機能だと思う。
こういったAI機能はPixel最大の強み。
【総評】Pixel 9よりかは確実に良い。ただ、定価購入はない
Pixel 10 Proの進化より、Pixel 10のほうが進化しているように感じる。そういったところから、GoogleはProシリーズより無印シリーズのほうが力を入れているのかもしれない。
とはいえ、定価の128,900円は高い。同価格帯のGalaxy S25はかなり処理性能が高いが、Pixel 10の処理性能はミドルハイレベルで価格はハイエンド。これはかなりきついかな。正直、ストアクレジットの30000円分とかいらないから、10万円を切るとかならかなり良かったのになと感じる。
そんな理由で、処理性能を求めてる人はPixel 10は購入しないほうが良い。例えば、重たいゲームをガッツリ遊ぶひとはきついと思う。あくまでも、TensorシリーズはAIに特化したSoCだと理解していてほしい。
定価はかなり高いがもう少ししたらキャリアでPixel 10の2年返却プランが出てくると思うからそこで購入するのがおすすめ。
どんな人におすすめか?
- Pixelシリーズが好き
- AIに重点を置いている
正直上の二つに該当していなければ、Pixel 10はスルーで良いと思う。この値段を出せるなら、Galaxy S25が購入できる。カタログ上でしかないけど、S25のほうがコンパクトで軽く、処理性能も高い。そして、何よりUIが良いから上記に強くこだわっていないならS25のほうが良いと思う。
購入するならしっかり家電量販店などで触って理解してからの購入を強くおすすめする。
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