
8/20にEarFunの新作Air Pro 4iが発売された。EarFunのAir Pro 4といえば、一万円以下で買えるイヤホンの中でも最高クラスの完成度で、コスパが高いイヤホン。そのイヤホンを少し機能を削り、ノイズキャンセリングを強くし価格を抑えたモデルが今回のAir Pro 4iになる。マイナーチェンジモデルだと思ってほしい。どんな人におすすめか、Air Pro 4とどっちを買えば良いかなどを解説したい。
ということで「EarFun Air Pro 4i」をレビューしていくからイヤホン選びの参考にしてほしい。
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【結論】値段の安いAir Pro 4iで良い

上位モデルのAir Pro 4との違いは多々あるんだけど、大きな差は少ないから価格の安いAir Pro 4iで良いなという結論に至った。
価格は安くはなっているけど、ノイズキャンセリングは上位モデルのAir Pro 4より良いし、音質はAir Pro 4よりマイルドで誰でも聞きやすくかなり良かった。
ケースがチープになっていたりするけど、価格を考えれば全然許容できる。
ただ、少し注意した方がよい部分もあるからそれらも後で解説する。
EarFun Air Pro 4iの詳細なスペック

| 製品名 | EarFun Air Pro 4i |
| ドライバー | 11mmチタンコーティング複合振動板 |
| Bluetooth | 5.4 |
| コーデック | SBC,AAC,LDAC |
| 再生時間(ANC:ON時) | 本体6.5時間 ケース40時間 |
| 充電方法 | USB Type-C Qi対応 |
| ノイズキャンセリング | QuietSmart 3.0 -50dB |
| 外音取り込み | 〇 |
| 防水 | IP55 |
| 装着検出機能 | ✕ |
| マルチポイント | 〇 |
| 低遅延モード | 〇 |
| Google Fast Pair | 〇 |
| 通常価格 | 7,990円※1 |
※1 よく割引されていてもう少し安く買える
Air Pro 4は装着検出機能が未対応になった。ここは注意点だから覚えておいてほしい。
【装着感】スティックタイプで装着感良し

上位モデルのAir Pro 4と同様にスティックタイプになっていて、少し走ったりしてもずれない。そして、すっぽり入ってくれて装着感も良し。全くずれる気配がないから、ジムなどで使うのもかなりあり。
【デザイン】ケースと本体は少しチープ



デザインは上位モデルのAir Pro 4のほうがかなり良い。ケースはかなりプラスチック感が強くチープに感じる。そして、ケース内部がAir Pro 4は光るが、それがなくなった。機能性に何も関わらないから安くなるんだったら付けないほうが俺は良いと思うけど、人によっては光る方が好きな人はいそう。
Air Pro 4iはタッチ操作部分が少しちょぼがあり、それが絶妙にダサい。Air Pro 4のタッチ操作部分はけっこう良かっただけに少し残念。
Air Pro 4iの重量
Air Pro 4iの重量は下記。


イヤホンは両方を合わせて10.5g、ケース込みで56,5gと重たくないのはうれしい。
【音質】Air Pro 4より聴きやすい

Air Pro 4のほうが低音の迫力があったり、高音もキリッと鋭い感じがするけど、そのせいで少し疲れる人もいそうだなと思ってたんだけど、今作のAir Pro 4iは低音もかなり控えめかつ高音も突き刺さるようなことがないからかなり聴きやすく、バランスの良いサウンドだなと思った。
高音域
クリアさはAir Pro 4のほうが上に感じたが、マイルドな高音で聞き疲れがない。マイルドとは言っても、埋もれているようなことも無く聴きやすいサウンドだと思う。
この値段帯のイヤホンは結構クリアさはあるんだけど、突き刺さるような場面もあったりするから、俺はこれくらいマイルドなほうが好き。
中音域
このイヤホンは中音域がかなり聴きやすいかつ結構綺麗。もちろんAir Pro 4のほうが解像度で言えば高い気がするが、伸びも良く十分。正直言うと、AnkerのLiberty 5より好きなサウンドではある。
低音域
低音域は少し引っ込み気味な感じはあるが、埋もれているようなことは無い。Air Pro 4のほうが低音は良く出ている気がするが、低音は強すぎると聞き疲れするからこれくらいで十分だと思う。
俺は低価格帯のイヤホンにありがちな不自然に盛ったような低音が嫌いだから、これくらい自然なほうが好き。
解像度
Air Pro 4iは解像度は高くない。良くも悪くも一つにまとまったような解像度。解像度はAir Pro 4の全然上かな。ただ、バランスが良いのか解像度は高くなくても変に感じないから万人受けすると思う。
総評
解像度やクリアさはAir Pro 4のほうが上。メリハリのきいたドンシャリサウンドが好きな人はAir Pro 4のほうが良いと思うけど、バランス良くいろんなジャンル聴きたい人はAir Pro 4iも良いと思う。
正直この値段でこの音質ならかなり良いと思う。この値段帯のイヤホンを買う人は音質にそこまでこだわりが無いと思うから、そういう人はAir Pro 4iで十分満足できそう。
【ノイズキャンセリング】1万円以下のイヤホンの中ではトップクラス

通勤電車や散歩に使ってみた。通勤電車では、車内アナウンスは音楽を聴いていてもかすかに聞こえる感じはあるが、ガタンゴトンのような低い音は音楽を聴いていれば聞こえてこない。正直1万円以下のイヤホンならトップクラスだと思う。
ただ、同価格帯のSOUNDPEATS Air5 Proのほうがもっと中高音域を遮音してくれてる。Air5 Proはタイピングの音は音楽を聴いてるときは聞こえてこないが、Air Pro 4iは少し聞こえてくる。
とはいえ、少しの差でしかないから1万円以下のイヤホンと考えれば超優秀。
【外音取り込み】かなり自然
上位モデルのAir Pro 4と比べてもあまり変わらない気がする。ホワイトノイズは少し聞こえるが、気になるほどではない。
ただ、外音取り込み時会話をすると自分の声が反響してるように聞こえる。お風呂場ほどではないが、近いような感じがする。
外音取り込みもSOUNDPEATS Air5 Proのほうが上かな。
【マイク品質】可もなく不可もない
特段良いわけでもないし、悪いわけでもない。通話品質にこだわるならもう少し出して、上のモデルを買ったほうが良いと思う。
ただ散歩中に電話をした際に使って通話相手に感想を聞いてみたが、聞き取りにくいということは無いそうだから普通に使えると思う。
Google Fast Pairに対応

Google Fast Pairに対応したことで、ペアリングモードなら上記のような形で表示してくれる。接続がしやすくなるから良いなとは思う。ただ、一回間違えて閉じるを押したら、二度と出てこなくなった。よく分からない。
EarFunのアプリは使いやすい


EarFunのアプリはかなり使いやすい。上記のようなタッチ操作のカスタマイズができたりイコライザーを設定したりできる。
UIが見やすくて結構好き。
【Air Pro 4i】残念な点
- Bluetoothコーデックが減った
- 装着検出機能が無い
Bluetoothコーデックが減った
| 製品名 | EarFun Air Pro 4i | EarFun Air Pro 4 |
|---|---|---|
| コーデック | SBC,AAC,LDAC | SBC,AAC,LDAC aptX,Adaptive aptX Lossless Snapdragon Sound LC3 |
上記のようにBluetoothコーデックがガッツリ減った。普段aptXなどを使ってる人は注意が必要。ただ、LDACがついているからそこまで悪くはないと思う。
装着検出機能が無い

装着検出機能が非搭載だから、イヤホンを耳から外しても動画や音楽は勝手に止まってくれない。ここが上位モデルのAir Pro 4との大きな違いだと思う。耳から外すたびに手動で動画や音楽を止めるのは結構めんどくさかったりするから、購入前に理解しておいてほしい。
【総評】とにかく安くまともなイヤホンを求めてる人はこれ

7990円とかなり安いのに、ノイズキャンセリングが強かったり、音質も良かったりとかなりおすすめできるイヤホンだなと思った。1万円台のイヤホンのAnkerのLiberty 5より音質は好き。というか、Anker独特のサウンドが俺が嫌いなだけだと思うけど。
話が脱線したけど、すべてを無難にこなしてくれて、7990円ならかなりあり。しかも、Amazonなどで1000円引きクーポンがあるし、タイムセールなどでこれからも安くなると思うから、下記のリンクから是非チェックしてみてほしい。
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