
MINISFORUMから、最大128GBのメモリを搭載したミニPC「MS-S1 MAX」が登場した。普通のPCなら16GBや32GBでも十分なことが多いのに、128GBはさすがにすごい。
ここまでメモリが多いと気になるのがローカルLLM。AIを自分のPCで動かしてみたいと思っても、大きなモデルはメモリが足りなくて諦めることがある。俺もローカルLLMには興味があるから、この容量をミニPCに積んできたのはかなり気になっている。
ただ、128GBあれば何でも快適に動くのかというと、そこは使うモデルや設定次第。ということで今回は「MS-S1 MAX」のスペックを見ながら、ローカルLLM用としてどれくらい魅力があるのかを解説していく。
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【スペック】Ryzen AI Max+ 395と最大128GBメモリを搭載

MS-S1 MAXは、AMDのRyzen AI Max+ 395を搭載したミニPC。CPUは16コア32スレッドで、GPUにはRadeon 8060Sを内蔵している。
そして一番目を引くのが、最大128GBのメモリ。一般的なミニPCなら16GBや32GBのモデルが多いから、128GBという数字はなかなか見ない。しかも、ただメモリを大量に積んだだけではなく、ローカルLLMを動かすことをかなり意識した構成になっている。
【メモリ】128GBをCPUとGPUで共有できる

MS-S1 MAXのメモリは、CPUとGPUで共有する「UMA」という仕組みを採用している。一般的なグラフィックボードはGPU専用のメモリ容量が決まっているんだけど、MS-S1 MAXは大容量のメモリをGPU側でも使えるのが強み。
ローカルLLMでは、動かしたいモデルが大きくなるほど必要なメモリも増える。処理性能が高くても、モデルを載せるメモリが足りなければ始まらない。だから俺は、この製品で一番注目したいのはAI性能の数字よりも128GBのメモリだと思う。
ただし、メモリはオンボードなので、後から増設する前提では選べない。64GBモデルもあるけど、大きなモデルを試したいなら購入時に容量をしっかり考えたほうがよさそう。
【ローカルLLM】大きなモデルを試したい人には面白い

ローカルLLMは、AIのモデルを自分のPC上で動かす使い方。MS-S1 MAXなら大容量メモリを活かして、普通のPCではメモリ不足になりやすいモデルにも挑戦しやすい。
ただ、128GBあれば何でも快適に動くという話ではない。実際の動作速度はモデルの大きさや量子化の設定、使うソフトによって変わる。今回は実機で試したわけではないから、「どのモデルが何文字/秒で動く」とまでは言えない。
とはいえ、自分のPCでいろいろなモデルを試したい人にとって、このメモリ容量はかなり魅力的だと思う。
【拡張性】端子も普通のミニPCより豪華

端子類も充実していて、10GbE LANを2基、USB4を4基搭載。そのうち2基は最大80GbpsのUSB4 V2に対応している。さらにPCIeの拡張スロットも用意されている。
特に10GbE LANが2基あるのは、家庭でネットを見るだけなら持て余すけど、NASとつないだり複数台で環境を組んだりする人にはうれしいところ。MS-S1 MAXは、小さい筐体の中に性能を詰め込んだだけではなく、開発用のPCとして使うことまで考えられている。
なお、PCIeスロットは形状がx16でも、接続はPCIe 4.0 x4。拡張カードを使いたい人は、この点を確認しておきたい。
【価格】128GBモデルは約67万円。かなり人を選ぶ

MINISFORUMの日本向け公式ストアでは、128GBメモリ・2TB SSDモデルが税込671,999円で掲載されている。正直、ミニPCとして考えるとめちゃくちゃ高い。
普段使いや動画編集が目的なら、ここまでのメモリは必要ない人がほとんどだと思う。一方で、ローカルLLMのために大容量メモリを備えた環境が欲しい人なら、検討する理由はある。
【まとめ】128GBメモリが必要な人には刺さる一台

MS-S1 MAXは、誰にでもおすすめできるミニPCではない。価格も高いし、ネットや動画を見るだけなら完全にオーバースペック。
でも、ローカルLLMを自分のPCで動かしたい人にとっては、最大128GBのメモリとRyzen AI Max+ 395の組み合わせはかなり面白い。個人的には、ミニPCでここまでできるようになったのかとワクワクする一台だ。
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