
JVCケンウッドのVictorブランドから、完全ワイヤレスイヤホン「HA-A30T3」が登場する。大きなポイントは、2つのマイクを使うハイブリッドノイズキャンセリングを搭載したことだ。それでいてイヤホン本体は片耳約3.9gと軽い。
価格は11,000円(税込)だ。発表では11月中旬に発売予定とされている。1万円前後のイヤホンはノイキャン付きが当たり前になってきたけど、その中で軽さとバッテリーの両方をどう押さえているかは、日常使いのイヤホンを選ぶうえで気になるところだと思う。
ということで、HA-A30T3の仕様と特徴をメーカー公式の情報にもとづいて整理していく。実機を使ったレビューではなく、公式仕様の解説として読んでほしい。
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【ノイズキャンセリング】ハイブリッド方式と外音取り込みで、移動中の切り替えがしやすい

HA-A30T3は、ハイブリッドノイズキャンセリングを搭載する。2つのマイクを装備し、メーカーは低域から中高域まで幅広いノイズを抑えるとしている。
普段の使い方でいえば、電車やバスの走行音、カフェのざわつきといった騒音を減らしたい場面が中心になる。音量を上げすぎずに音楽や動画を聴けるのは、ノイキャン付きイヤホンを選ぶ一番の理由だと思う。
あわせて外音取り込み機能も搭載する。イヤホンを付けたまま周囲の音を聞けるので、駅のアナウンスを確認したいときやコンビニのレジでのやり取りで、いちいちイヤホンを外さずに済む。
ノイキャンと外音取り込みを両方持っているから、移動中は静かに聴いて、人と話す瞬間だけ周りの音を入れる、という使い分けができる。通勤・通学で毎日使う人にとっては、この切り替えができるかどうかで使い勝手がかなり変わる。
スペック
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| 価格(税込) | ¥11,000(税込) |
| カラー展開 | -B ミッドナイトブラック、-C オートベージュ、-G ティールグリーン、-P ブラッシュピンク、-W コットンホワイト |
| ドライバーユニット | 口径10mm |
| Bluetooth | Bluetooth 標準規格Ver.6.0/Power Class 1 |
| 対応コーデック | SBC/AAC |
| 再生時間(ノイズキャンセリング OFF) | イヤホン:最大9時間、充電ケース:最大15.5時間、(計:最大24.5時間) |
| 再生時間(ノイズキャンセリング ON) | イヤホン:最大7時間、充電ケース:最大12時間、(計:最大19時間) |
| 充電時間 | イヤホン:約2時間、充電ケース:約2.5時間 |
| 質量 | (片耳)約3.9g、充電ケース:約26.3g(内蔵リチウム電池含む) |
| 付属品 | イヤーピース XS/S/M/L 各2個、充電ケース・ロゴステッカー |
| アプリ | Victor Headphones |
| 国内価格(税込) | ¥11,000(税込) |
| 種類 | 密閉タイプ |
| Bluetooth 通信方式/出力 | Bluetooth 標準規格Ver.6.0/Power Class 1 ※2 |
| 付属品・添付物 | イヤーピース XS/S/M/L 各2個、充電ケース・ロゴステッカー |
| ノイズキャンセリング方式 | ハイブリッドノイズ キャンセリング |
| 外音取り込み機能 | 外音取り込み機能 |
| 使用条件の注記 | 使用条件により変わります。 |
| 発売時期 | 10分の充電で最大75分の再生が可能 |
| 防滴の適用範囲 | イヤホン本体のみ対応。 |
【バッテリー】ノイキャンONで本体最大7時間。10分充電で最大75分のクイック充電

バッテリーはメーカー公称で、ノイズキャンセリングOFF時にイヤホン本体で最大9時間、充電ケース込みで最大24.5時間だ。ノイズキャンセリングON時はイヤホン本体で最大7時間、ケース込みで最大19時間になる。どちらも使用条件によって変わる値なので、目安として見てほしい。
ノイキャンを使った状態で本体最大7時間というのは、往復の通勤に加えて昼休みや作業中に使っても、1日の途中で充電切れになりにくい長さだ。ケース込みで最大19時間あるから、毎晩充電しなくても数日回せる人も多いと思う。
充電時間はイヤホン本体が約2時間、充電ケースが約2.5時間。さらに、10分の充電で最大75分再生できるクイック充電にも対応する(メーカー公称、使用条件により変わる)。
朝出かける前に充電切れに気づいても、身支度の10分で片道の通勤分くらいはまかなえる計算になる。正直、この手のクイック充電は地味だけど、実際の生活では一番助かる機能だったりする。
【装着・携帯】片耳約3.9g、ケース約26.3gの軽さとXS〜Lのイヤーピース

質量はイヤホン本体が片耳約3.9g、充電ケースが内蔵電池込みで約26.3gだ。ノイキャンを搭載したイヤホンとしてはかなり軽い部類に入る。
イヤホン本体が軽いと、長時間付けたときに耳への負担が少なくなりやすい。作業中ずっと付けっぱなしにする人や、移動時間が長い人には大事なポイントになる。ケースも約26.3gなので、ポケットや小さなバッグに入れて持ち歩きやすい。
イヤホンは密閉タイプで、イヤーピースはXS/S/M/Lの4サイズが各2個付属する。XSが入っているのは耳が小さめの人にはうれしいところ。
密閉タイプのイヤホンは、イヤーピースが耳に合っているかどうかで遮音性やノイキャンの効き方が変わる。4サイズから自分に合うものを選べるのは、ハイブリッドノイキャンの性能を活かすうえでも意味がある。
【接続】Bluetooth 6.0対応。コーデックはSBC/AAC、アプリはVictor Headphones

通信はBluetooth 標準規格Ver.6.0、出力はPower Class 1に対応する。ドライバーは口径10mmだ。
対応コーデックはSBCとAACの2つになる。iPhoneはAACで接続するので、iPhoneユーザーにとっては標準的な組み合わせだ。一方で、LDACやaptX系には対応しない。Androidでハイレゾ系コーデックを使いたい人は、ここが購入前の判断ポイントになる。
とはいえ、動画視聴や通勤中の音楽、通話がメインならSBC/AACで困る場面は多くない。コーデックにこだわるより、ノイキャンやバッテリー、軽さを優先したい人向けの構成だと思う。
専用アプリ「Victor Headphones」にも対応する。スマホからイヤホンの設定を扱えるので、購入後はアプリを入れておくといい。
【デザイン・防滴】5色展開とIPX4相当の防滴。ただしケースは対象外

カラーはミッドナイトブラック、オートベージュ、ティールグリーン、ブラッシュピンク、コットンホワイトの5色展開だ。定番のブラックやホワイトに加えて、グリーンやピンクといった色も選べる。付属品にはロゴステッカーも入っている。
イヤホンは毎日身に着けるものだから、色で選べるのは素直にいい。服装や持ち物に合わせたい人には選択肢が多い方がうれしいと思う。
防滴性能はJIS保護等級4級(IPX4)相当だ。ただし対応するのはイヤホン本体のみで、充電ケースは対象外になる。
雨の日の移動や、軽い運動で汗をかく場面では本体が濡れても安心しやすい。その一方で、ケースは濡れた手で触ったり水がかかる場所に置いたりしないよう気を付けたい。濡れたイヤホンをそのままケースに戻さず、水分を拭いてから収納するのがいい。
【まとめ】どんな人の選択肢になるか

HA-A30T3は、ハイブリッドノイズキャンセリングと外音取り込みを搭載しつつ、片耳約3.9gという軽さにまとめたイヤホンだ。バッテリーはノイキャンONでも本体最大7時間(メーカー公称)、10分で最大75分のクイック充電にも対応する。
コーデックはSBC/AACなので、ハイレゾ系コーデックを求める人には向かない。ただ、iPhoneで通勤中に音楽や動画を楽しみたい人、長時間付けても負担の少ない軽いノイキャンイヤホンが欲しい人には、仕様がしっかり噛み合っている。
価格は11,000円(税込)で、カラーは5色から選べる。毎日の移動や作業のお供になる一台を探しているなら、候補に入れてみてほしい。
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