
日本エイサーが、ミニPC「Revo Box」シリーズの新モデル4機種を2026年10月23日に発表し、同日に発売した。型番はRB102-F58U、RB102-F38U、RB102-F58U/A、RB102-F38U/Aの4つだ。
今回のモデルは、幅と奥行きが約131mmの小さな筐体にAMD Ryzenを搭載している。そのうえで最大3画面出力、Wi-Fi 6E、VESAマウントに対応する。サイズは小さいけど、デスク用PCとして必要な機能はひと通りそろっている。
ただ、4機種の違いは少し分かりにくい。購入先によってCPUや有線LANの速度が変わるから、型番だけ見て選ぶと迷いやすい。報道によると、価格は販路と機種によって10万8,800円〜13万800円だ。
ということで、Revo Box RB102シリーズの特徴とモデルの選び方を解説していく。ミニPC選びの参考にしてほしい。
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【サイズ】131mm四方・約460gで置き場所を選ばない

本体サイズは約43(H)×131(W)×131(D)mmで、質量は約460gだ。手のひらに乗るくらいの設置面積で、一般的なデスクトップPCと比べると机の上を大きく占領しない。
このサイズは、普段の使い方でかなり効いてくる。モニターの横やスタンドの下に置けるし、狭い机やリビングの棚にも収まる。約460gと軽いから、部屋を移るときや、別の机へ持っていくときも楽だ。
デスクトップPCは置き場所が一番のネックになりがち。正直、Webブラウジングや書類作成がメインなら、大きなタワーPCを置く必要はない。小型でもきちんとしたPCが使えるのが、このクラスのミニPCの良さだと思う。
スペック
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| 型番・販売先 | 「RB102-F58U」「RB102-F38U」はAmazonにて、「RB102-F58U/A」「RB102-F38U/A」はAcer公式オンラインストアおよびAcer Direct |
| 発売日 | 2026年10月23日 |
| 本体寸法 | 約43(H)×131(W)×131(D)mm |
| 質量 | 約460g |
| メモリー・全4機種 | 8GBメモリー |
| ストレージ・全4機種 | 256GB SSD |
| プロセッサー・RB102-F58U/A | AMD Ryzen™ 5 7430Uプロセッサー |
| プロセッサー・RB102-F38U/A | AMD Ryzen™ 3 5400Uプロセッサー |
| コア・スレッド数・RB102-F58U/A | 6コア12スレッド |
| コア・スレッド数・RB102-F38U/A | 4コア8スレッド |
| 映像出力 | 最大3台のディスプレイ |
| 有線LAN・Amazonモデル | 1000Base-T |
| 有線LAN・Acer公式オンラインストアおよびAcer Directモデル | 2.5GBase-T |
| 無線LAN | Wi-Fi 6E |
| Bluetooth | Bluetooth ® 5.3 |
| 前面USBポート | USB 3.2 Type-Cポートを1基 |
| 前面USB Type-A | 最大10Gbps |
| VESA対応 | 75mmまたは100mm |
【モデル構成】購入先でCPUとLAN速度が変わる4機種

4機種のうち、RB102-F58UとRB102-F38UはAmazonで販売するモデルだ。RB102-F58U/AとRB102-F38U/Aは、Acer公式オンラインストアとAcer Directで販売する。
Acer公式オンラインストアとAcer Directで販売するモデルのCPUは、次のとおりだ。RB102-F58U/Aは6コア12スレッドのAMD Ryzen 5 7430Uを搭載する。RB102-F38U/Aは4コア8スレッドのAMD Ryzen 3 5400Uを搭載する。
メモリーとストレージは4機種共通で、8GBメモリーと256GB SSDを採用している。どのモデルを選んでも、この容量は変わらない。
購入前に必ず押さえておきたいのは有線LANの違いだ。Amazon限定のRB102-F58UとRB102-F38Uは1000Base-Tに対応する。一方、Acer公式オンラインストアとAcer Directで販売するRB102-F58U/AとRB102-F38U/Aは、より高速な2.5GBase-Tに対応する。
つまり、2.5GbpsのLAN環境を活かしたいなら/A付きのモデルを選ぶ必要がある。2.5G対応ルーターやNASを使っている人は、ここを見落とさないようにしてほしい。
とはいえ、一般的なギガビット環境で使うなら、1000Base-TのAmazonモデルでも用途によっては十分だ。自分の回線と周辺機器に合わせて選ぶのが良いと思う。
【映像出力】HDMI・DisplayPort・USB-Cで最大3画面

映像出力端子として、HDMIとDisplayPortに加え、映像出力に対応したUSB Type-Cポートを搭載している。これらを使って、最大3台のディスプレイを同時に接続できる。
3画面が使えると、作業の効率はかなり変わる。たとえば、1枚目で資料を開き、2枚目でブラウザ、3枚目でチャットや会議ツールを表示する、といった使い方ができる。ウィンドウを何度も切り替えなくて済むのは便利だ。
出力端子の種類が分かれているのも良いところ。HDMIのモニター、DisplayPortのモニター、USB-C入力のモバイルモニターなど、手持ちのディスプレイに合わせてつなぎ分けやすい。小さな本体でマルチモニターを組めるのは、ミニPCとしてかなり実用的だと思う。
【通信】Wi-Fi 6EとBluetooth 5.3で配線を減らせる

無線LANはWi-Fi 6Eに対応する。2.4GHz帯と5GHz帯に加えて、対応環境では6GHz帯も使える。メーカーによると、6GHz帯は混雑の影響を受けにくい通信ができる。
マンションのように周りのWi-Fiが多い環境では、この6GHz帯が使えるのはありがたい。ルーターから離れた部屋に置いてLANケーブルを引けない場合でも、無線で使いやすい。
Bluetoothは5.3に対応する。ワイヤレスキーボードやマウス、ヘッドセットなどをつなげる。
本体が小さくても、周りがケーブルだらけだとすっきりしない。ネットワークも入力機器も無線にできれば、机の上はかなり片付く。小型筐体の良さを活かすうえで、無線まわりの対応はけっこう大事だ。
【拡張性・設置】前面USBとVESAマウントで使い勝手を広げる

本体前面には、映像出力に対応するUSB 3.2 Type-Cポートを1基搭載している。さらに、最大10Gbpsのデータ転送に対応するUSB 3.2 Type-Aポートを2基搭載する。
前面にポートがあると、USBメモリーや外付けSSD、カードリーダーを抜き差しするたびに本体の裏をのぞく必要がない。最大10Gbpsに対応するType-Aが2基あるから、外付けストレージへのバックアップやデータ移動にも使いやすい。256GB SSDの容量を補う意味でも、高速なUSBポートは役に立つ。
もう一つの特徴が、VESAマウントキットが付属すること。75mmまたは100mmのVESA規格に対応するディスプレイの背面に、本体を取り付けられる。
モニターの裏に固定すれば、机の上にはモニターとキーボードだけが残る。見た目は一体型PCに近くなるし、受付や会議室、店舗のカウンターのような限られたスペースにも置きやすい。キットが付属しているから、別に用意しなくて良いのも助かる。
【まとめ】どんな人の選択肢になるか

Revo Box RB102シリーズは、約131mm四方・約460gの小型筐体にAMD Ryzenを搭載したミニPCだ。最大3画面出力、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3、最大10Gbps対応のUSB Type-A×2、付属のVESAマウントキットなど、デスクまわりをすっきりさせる機能がそろっている。
選ぶときに一番大事なのは購入先だ。2.5GBase-Tを使いたいなら、Acer公式オンラインストアとAcer Directで販売するRB102-F58U/AかRB102-F38U/Aを選ぶ。Amazon限定のRB102-F58UとRB102-F38Uは1000Base-T対応になる。
メモリー8GBとSSD 256GBは全機種共通だ。だから、オフィス作業やWebブラウジング、マルチモニターでの事務作業、モニター裏に設置する省スペースPCのような用途に合うモデルだと思う。
置き場所を取らずにマルチモニター環境を作りたい人や、ネットワーク環境に合わせてLAN速度を選びたい人は、チェックしてみてほしい。
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