
サウンドアースが取り扱うブランドQoAから、有線イヤホン「Caruso」が発表された。発売は10月30日予定で、価格は22,000円(税込)だ。
注目したいのはドライバー構成。サイズと素材が違うダイナミックドライバーを2基搭載している。2万円前後の有線イヤホンは選択肢が多いから、ほかとどう違うのかは気になるところだ。
ケーブルは0.78mm 2pinで着脱でき、日本版のプラグは3.5mm。USB-C変換アダプターも購入特典として同梱される。スマホで使うときに関係する部分なので、ここも詳しく見ておきたい。
ということで、「QoA Caruso」の特徴を解説していくから、有線イヤホン選びの参考にしてほしい。
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【ドライバー】8mmと10mmのデュアルダイナミック構成

Carusoは、8mmのダイヤモンド振動板ダイナミックドライバーと、10mmのグラフェン振動板ダイナミックドライバーを1基ずつ搭載する。片耳あたり2基のダイナミックドライバーを使う構成だ。
ハイブリッド型のイヤホンだと、BAドライバーとダイナミックドライバーを組み合わせることが多い。Carusoはどちらもダイナミックドライバーにして、口径と振動板の素材で差をつけている。
ダイヤモンドもグラフェンも、軽さと硬さを狙って振動板に使われる素材だ。同じ方式のドライバーを2基組み合わせ、違う素材で鳴らし分けるのがCarusoの狙いだと思う。
メーカー公称の再生周波数帯域は20Hz~20kHz。2基のダイナミックドライバーでこの帯域をカバーする。
【ケーブル】0.78mm 2pinでリケーブルに対応

ケーブルは着脱式で、コネクターは0.78mm 2pin。有線イヤホンでよく使われている規格だから、市販の交換ケーブルを選びやすい。
付属ケーブルの長さは1.2m。線材は銅、銀メッキ銅(SPC)、SPC Enameled Goldを組み合わせたもので、付属品の表記ではリッツ同軸構造ケーブルとなっている。
ケーブルを交換できることは、長く使ううえでかなり大事だ。有線イヤホンは断線するとしたらケーブル部分が多いから、本体がまだ使えるのにケーブルのせいで買い替える、ということになりにくい。
あとで音の傾向を変えたくなったり、バランス接続のケーブルに替えたくなったりしたときも、2pinならイヤホン本体はそのまま使える。
【接続】日本版は3.5mmプラグ。USB-C変換アダプターが特典で付く

日本版の付属ケーブルは、プラグが3.5mm。購入前に知っておきたい部分なので、ここははっきり書いておく。
つまり、付属ケーブルのままではバランス接続端子(4.4mmや2.5mm)にはつながらない。手持ちのDAPやアンプでバランス接続をしたいなら、別にケーブルを用意する必要がある。
イヤホンジャックのないスマホについては、日本版の購入特典としてUSB-C変換アダプターが同梱される。届いた日からUSB-Cのスマホやタブレットにつなげるのはありがたい。
ただ、このUSB-C変換アダプターはメーカー保証の対象外だ。イヤホン本体とは保証の扱いが違うので、ここは覚えておいてほしい。
【スペック】23Ω・106dBは扱いやすい数値

メーカー公称のインピーダンスは23Ω、音圧感度は106dB ±2dB。
インピーダンスが極端に高いわけではなく、音圧感度もある程度確保されている。数値だけを見るなら、据え置きアンプがないと鳴らせないタイプではない。
だから、スマホにUSB-C変換アダプターをつないで使う、普段はDAPで聴く、という使い方にも合わせやすい。もちろんどこまで鳴らし切れるかは再生機器しだいなんだけど、仕様から見れば構えずに導入できる部類だと思う。
【付属品】イヤーピース6ペアとキャリングケース

付属品は、リッツ同軸構造ケーブル1本、シリコンイヤーピース6ペア、プレミアムキャリングケース1個だ。
イヤーピースが6ペア入っているのはうれしい。有線イヤホンは装着具合で低音の量や遮音性がかなり変わるから、最初から何種類か試せるのは実用的だ。
キャリングケースが付いてくるのも、持ち歩く人には大事なポイント。ケーブルが着脱式のイヤホンは、コネクター部分をぶつけたり、ケーブルが絡んだりしやすい。ケースに入れておけば、カバンの中でも本体とケーブルを守れる。
【まとめ】どんな人の選択肢になるか

QoA Carusoは、8mmダイヤモンド振動板と10mmグラフェン振動板という、素材の違うダイナミックドライバー2基を搭載した有線イヤホンだ。価格は22,000円(税込)で、10月30日発売予定。
ケーブルは0.78mm 2pinの着脱式だから、断線したときの交換やリケーブルにも対応できる。日本版は3.5mmプラグで、USB-C変換アダプターが購入特典として付くので、スマホ中心の人でもすぐに使い始められる。インピーダンス23Ω、音圧感度106dBというメーカー公称値を見ても、扱いやすい部類だ。
とはいえ、付属ケーブルのままではバランス接続はできないし、変換アダプターはメーカー保証の対象外。ここを理解したうえでなら、2万円台前半で、ダイナミックドライバー2基の構成と着脱式ケーブルを持った有線イヤホンを探している人には、候補に入れておきたい一台だと俺は思う。
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